リフォーム工事のラインナップ

お墓の傾き直し

墓石の傾き直し
長年の基礎の歪みや、地盤の歪みで、墓石が傾いてくることがあります。
その場合には、墓石の基礎工事からやり直しが可能です。また、戒名板や灯籠などの付属品の傾き直しも可能ですので、
まずは、ご相談ください。
巻石の傾き直し
墓地区画の土台にあたります囲い石を、巻石、柵石などと言います。
長年の基礎の歪みや、地盤の歪みで、巻石のズレ、傾きが出てくることがあります。
その場合には、巻石の基礎工事からやり直しを行うことが必要です。
また、巻石の一部のズレなどは、専用ボンドや金具で結合いたします。
地盤自体が柔らかい部分や地震などの影響によるズレなどについては、地盤改良から行いますので、一度ご相談ください。

およそ8寸型で70,000円(税別)

お墓の洗浄

お墓の水洗い洗浄
お墓の水垢や汚れが気になる方は、まずは、簡単水洗い洗浄はいかがでしょうか?
薬品を使わずに手洗いや高圧洗浄など、表面の汚れを落とします。
水垢とり洗浄
長年のこびり付いた水垢を、専用液体で洗い流します。墓石に優しい洗浄ですのでご安心ください。
サビ取り洗浄
石には性質上、鉄分が含まれています。よって長年雨風にさらされると、石にサビが出てくる場合がございます。
サビには、石の表面に付着したサビと、中から出てくるサビがございますので、それぞれの状況に合わせて、
サビ取り専用液体で取り除きます。
【サビ取り補修について】
※事前に墓石の状況を確認させていただきます。お気軽にお問合せください。
※経年劣化している墓石には効果がでない場合がございますのでご了承ください。
※墓石の解体を行うサビ取り作業がございますので、予め相談員までご相談・お問合せください。

※水垢取り洗浄の場合 およそ8寸型で50,000円(税別)

彫刻部分の色入れ補修

年数とともに劣化してくる彫刻部分の色剥がれ。ペイント部分に色入れ補修作業を行います。各種配色をそろえています。

剥がれやすい部分例
・家紋  ・ご戒名  ・建立者のお名前  ・家名など
事前に清掃作業も行いますのでご安心ください。
1面色入れ2,000円(税別)

雑草抜き補修

区画内に雑草が生えて困っている方には、年に2回~4回程度、草抜き作業を行うことができます。
もちらん1回からのご依頼も大丈夫です。直接墓地に参りますので、お客様のお立合いは必要ございません。
その後に除草剤を撒かれたい方は、おはか広場での除草作業もお請けいたしておりますので、
お気軽に相談員までお問合せください。
昔に植えた植木が大きくなりすぎて、処分したいという方、剪定をしたいという方も、どうぞお気軽にお問合せください。
広さ3 平方まで5,000円(税別)

防草リフォーム

土の除去・玉砂利仕上げ
区画内の土を処分してしまい雑草を生えにくくします。雑草は、土のある所に生えてきます。
お客様の区画内の土を取り除き、砕石と玉砂利で表面仕上げをしていきます。
土の部分が無くなるため、雑草が生えにくくなります
防草シート補修
土中に防草シートという草の生えにくいシートを敷き詰め、雑草の成長を遮断します。
表面は、玉砂利で仕上げると見栄えも良くなります。
防草マサ土補修
防草マサという、雑草に強い特殊成分の入ったマサ土を敷地全体に敷き詰めます。
普通の土に比べて凝固な質感になり、飛び土がないため、お掃除も楽になります。
表面がマサ土仕上げにこだわりのある方は、通常のマサ土仕上げと、見た目が変わりませんのでご安心していただけます。

土の除去・玉砂利仕上げの施工例

玉砂利追加補修・入れ替え補修

年数と共に、少なくなった玉砂利や、汚れて見栄えが悪くなったという方には、
玉砂利の入れ替え及び追加敷き詰め補修を行っております。
広さに応じて、玉砂利の量に違いがございますので、ご依頼の際は、お客様の墓地区画の広さ(平米、平方)をお伝えください。

墓地区画の広さがご不明な場合は、現地のご確認もお請けいたしておりますのでお気軽にご依頼ください。
また、店頭での袋売りを行っておりますので、お持ち帰りいただけます。積込のできるお車でお越しください。
詳しくは相談員までお問合せください。

※在庫がない場合は、事前に予約注文が可能ですのでお問合せください。

お墓の目地入れ補修・コーキング補修

経年劣化により、石と石との間の詰め物やつなぎ目(化粧目地)が取れてしまい、すき間ができてしまう場合がございます。
大きな問題はございませんが、すき間から水が入ったり、害虫が入ったり、汚れやすくなり、
また場合によっては石が外れたりすることがございます。
その場合には、目地入れ補修を行うことにより改善できます。
場所や気候により程度は違いますが、5年から10年に1回の定期的なリフォームが必要です。
また、最近では、お墓にコーキング剤を使用することが増えており、
石と石の間や結合部分に接着効果のある特殊コーキング仕上げを行います。
見た目にもきれいな仕上がりとなりますので、リフォームをお考えの際は、
コーキング補修を取り入れることも、ぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。

巻石ズレ補修

墓地区画の土台にあたります囲い石を、「巻石」、「柵石」と言います。この巻石の結合部分が外れてきたり、
間が空いてきたりすると、少しずつズレが生じたりします。金具やボンドを使い据え直し補修を行います。
少しのズレや、外れかけている箇所など、少しでも気になる箇所がございましたらご相談ください。
また、石の欠け補修などにも対応しています。お気軽にお問合せください。

戒名板追加取付工事

ご戒名板を新しく取り付けたい方はお気軽にお問合せください。

霊標板・法名板・墓誌・墓標とも言いますが、故人様のお名前を彫刻する銘板のようなものとなります。
大きさや形、石の種類などさまざまな形状をお作りすることが出来ますので、
お客様の墓地区画のサイズに合わせたプランを作成させていただきます。お客様の墓地確認も無料で行っております。
また、故人様のご納骨がございます場合は、ご納骨のお手伝いサポートをさせていただいております。お気軽にご相談ください。

塔婆立追加取付工事

法要の際には、故人さまの塔婆を、お墓へ立てる必要があります。塔婆立は、さまざまな種類がございますが、
ステンレス製のものが多く、サイズもお客様の墓地区画寸法に合わせて、ご用意させていただきます。
取り付けには、基礎工事を必要としますので、事前にお客さまの墓地区画の現地確認を行います。
詳しくは、相談員までお気軽にお問い合わせください。

御影石香炉・線香立取付補修

御影石製香炉を取り付けます。御影石には、種類がたくさんございますので、
お客様の墓石に合わせてお作りさせていただきます。また、付属品として、ステンレス製線香立をお付けいたしております。
お客様の墓地区画の現地確認を無料で行っております。詳しくは、相談員までお問い合わせください。

御影石ローソク立取付補修

御影石製のローソク立をご用意しております。前面はステンレス製のガラスカバーを装着していますので、
ローソクの出し入れや、火を灯す場合にも大変便利です。墓石の前方や、横に対で取り付ける場合が多いですが、
最近では、洋風墓石も多く、1本の使用も増えてきています。詳しくは、相談員までお尋ねください。
お客様の墓地区画の現地確認を無料で行っております。お気軽にご依頼ください。

お墓の樹木撤去作業

お客様の墓地区画内の植樹撤去作業。伐採・剪定・引き取り処分を行っています。大きくなると、
根っ子が墓石や巻石を押し上げてしまう場合がございます。お早目にご依頼ください。
お客様の墓地区画の現地確認を無料で行っております。詳しくは、相談員までお問い合わせください。

移設・解体工事のラインナップ

お墓の移設工事

遠方のお墓を近くへ移してお参りしたいという方に、墓地から墓地へ墓石のお引越しを行う工事です。

工事内容
遠方のお墓の解体工事を行い、墓石からお骨を取り出します。
墓石とお骨の両方をお預かりさせていただき、お客様の墓地へ丁寧にお運びいたします。

◆現地での作業工程
1.お寺さまにおいて墓前法要を行い、墓石のお魂抜き(お性根抜き・脱魂)を行います。
2.墓石の解体後、お骨またはお土を取り出します。
3.墓石以外の構造物を解体撤去いたします。
4.お客様の墓地区画をきれいに更地の状態に整地いたします。
5.新しい墓地または、近くの墓地へ設置いたします。
6.新たに取り出しましたお骨のご納骨を行います。
7.お寺さまにおいて墓前法要を行い、墓石のお魂入れ(お性根入れ・入魂)を行います。
手続きについて
お墓の移設では、近くの墓地(新しい墓地)へ提出いたしますお骨の改葬証明書が必要となります。
遠方の墓地を管理されている管理者に改葬の旨を伝え、墓地がございます市区町村にて改葬証明を受け取る手続きが必要です。
費用について
ご費用については、お客様のお墓がある場所の距離や、現場状況によっても違いがございます。
その他にも、お墓の大きさ、お墓以外の構造物の撤去、お墓の数量、処分の量など、さまざまな状況で費用も変わって参ります。
ここでは、ご参考金額となりますが、お墓の移設工事費用として、約15万円から50万円と幅が広く、
それ以上の費用がかかる場合もございます。

◆例)四国地方のお墓を兵庫へ移された方の場合
墓石1基、墓標1枚の移設工事費 ⇒ 30万円程のご費用
その他、お寺さまへのお礼や、供花・供物代など、諸々の費用が必要となります。

また、詳しいお話しをお聞きさせていただきますと、およその金額はお知らせできます。
さらに詳しいお見積りや、工事内容、ご準備についてもお気軽にお問合せください。

お墓の解体撤去工事

墓石の解体撤去処分を行います。「墓じまい」をいたします。

兵庫県内80,000円~(税別)

☆墓石は解体撤去処分を行います。遠方でもご相談下さい。墓じまい内容:墓石の解体撤去工事からお骨の取り出し、
更地生成、改葬諸手続きのご相談、納骨作業まで一貫したサービスですので安心です。詳しくご説明いたします。
☆上記価格は一例です。墓石の大きさ、現場状況において異なります。

解体作業

解体撤去後

解体撤去前

解体撤去風景

今注目のご相談キーワード『墓じまいって何?』

リフォームバナー

墓じまいはどうしたらいいの?というご相談キーワードです。

ですが、
その墓じまいってほんとに必要?という逆にご質問キーワードを投げかけながらお話ししたいと思います。

そもそも墓じまいってなに?
ってことですが、
最近、テレビやネット、雑誌でよく見かける言葉ですね。
あちこちで、墓じまい、墓じまいという声をよく耳にします。
もうほとんど流行語化しています。

その墓じまいという名前は、誰が付けたのか、どこからきた言葉なのかはわかりませんが、
一応、意味を調べてみました。
∞ 墓 → お墓
じまい→しまい、終い しまう
∞意味は
・処分すること。始末。決着。
物事が終わること。物事をやめること。かたづける。などの意味となります。

誰でも言葉を聞いただけで、すぐに意味が理解できると思います。
あらためて見ますと、単純明快なうまくつけた名前だと感心しますね。
結局のところ、
墓じまいは、お墓を処分すること。お墓をかたづけること。
をいう造語です。

正確な言い方と意味は、
むかしのご先祖さまのお墓、もしくは自分で建てたお墓を解体して、墓地から墓石を撤去し、お骨を他の施設へ移すことを、お墓を改葬するといいます。

もっと明確な意味合いを言うと、墓じまいには、さまざまな内容が含まれますので、
墓石を処分することだけでは言いきれません。
ご先祖さまのこと、宗教やお寺さんとの関わり、諸手続きのことなど、またこれらのことも含めて墓じまいといいます。
よって、
墓じまいをちゃんと認識し、家族や周りの人たちも理解して行わないと、墓じまいは後悔します。

楽そうだから、流行っているから、みんながやっているからだとか、いっときの簡単な気持ちでやってしまうと、必ず後で後悔することになります。

そのことを踏まえて、
墓じまいをちゃんと理解し、みんなが納得のいく形で、失敗しない墓じまいをご説明したいと思います。

みなさんが幸せになるための墓じまいを始めましょう。
墓じまいする人はどんな人が多いの?
墓じまいといっても、何の理由もなくお墓を処分する人はいません。
お墓は必要だけど、なんらかの理由でお墓を処分しなければいけない人達が多勢います。
では、どんな方々が一番多いのでしょうか?

みなさんも何となくお分かりかと思いますが、
そうです。
後継者のいらっしゃらない方々、いわゆる、子供さんのいらっしゃらない方々です。
ここでの、後継者がいらっしゃらないというのは、本当に子供がいない方々のことです。

ご夫婦二人だけのご家庭、また独身で生活をされている、生涯子供さんがいない方々のことです。

お墓を守っていけない理由としては、
昨今の少子化、晩婚化が進んだ影響や女系家族で後継ぎがいないことなどが理由としてあげられます。

その中でも、仕方なく墓じまいを迫られる方々は、旦那さんか奥様のどちらかのご実家にお墓があり、旦那さんがご長男、奥様がご長女というパターンにあてはまる方々ですね。
この場合、もちろん自分達の代でお墓参りに行き、ご先祖さまの供養ができますが、自分達が亡くなった後はどうでしょう?誰もお墓をみてくれない状況であればどうでしょう?
お墓参りに行く人は誰もいなくなり、お墓は途絶えてしまい、お墓は無縁墓となってしまいます。

こういったケースでは、とにかく一旦あらゆる手段を考え、お墓を守っていく方法を探ります。

例えば、
『親戚にお墓の面倒をみてもらう』
『兄弟(姉妹)のお墓と一緒にお参りをしてもらう』
『お寺さんにお金を払って面倒を見てもらう』
など、お墓をなんとか残せる方法を考えます。
しかし、
それでもうまく話がまとまらないことが多々あります。
ここ最近では、この方法をあまりやりたがらない人も増えています。

よく理由としてあげられるのは、

親戚づきあいがたいへん
迷惑かけたくない
気を使ってお金も使ってそこまでしたくない

など、少々リアルな意見もあります。
家長という言葉は古い?
しかし、
『親戚に気を使いたくない』といったことや、
『兄弟(姉妹)でも、相手方の手を煩わせたくない』
『ちゃんとお墓を守ってくれるのか心配』
といった理由から、人にお墓をまかせたいと考える人はだんだんと少なくなってきています。

一昔前では、お墓はその家の第二の家、とても大切な終の住処として、必ずなくてはならないものでした。
だから、必ず長男として産まれたものは、家やお墓を大事に守っていくことが家長としての使命とされてきました。
でも、現在ではどうでしょうか。

もちろん今でも、多くの方々が家長としてお墓を守っています。
しかし、近年では、社会変化が大きく影響し、現役世代のグローバル化、おひとりさま社会など、考え方や生活環境、私たちのライフスタイルがどんどん様変わりしています。
特に、今まで当たり前のように受けつがれてきた、日本のしきたりや風習、長男の家長としての役割を果たすという考え方自体が、少しずつですが、現代の環境にそぐわなくなってきています。

際のところ、そういった環境の変化から、
ちゃんとご長男さんや後継ぎがいらっしゃるご家庭でも、墓じまいが増えてきていることも事実です。

いずれにしても、
さまざまな理由から、本当はお墓が必要なのに、
お墓の処分を余儀なくされる方々が増えているということです。

よって、うちには長男がいるから大丈夫だ、りっぱな家長がいるから安泰だ、などと安心している時代はもう古いのかもしれません。
ちょっと待って!その墓じまい
墓じまいをする人の中に、後継ぎの方、いわゆる子供さんがいらっしゃるのにお墓を処分したいという方も多くいらっしゃいます。

こんな理由からです。
『子供に負担をかけたくない』
『子供達がお墓をみてくれるのか不安だから』
『自分達のことは自分で考える』
『子供達に任せておけない』
『先祖のお墓には入りたくない』
『子供は娘しかいないから』
などなど・・・

以前に、お客様のこんな事例がありましたので、ご紹介します。

数年前に、ご主人さまが村営墓地にりっぱなお墓を建てられ、
ご長男さんも後継ぎとしていらっしゃり、将来は安心だと家族のみなさん全員がお墓の建立を喜んでおられました。

その10年後、ご主人さまが他界され、すぐにご納骨されるのかと思っておりましたが、
しばらく連絡がないまま、それから数年が経ちました。

どうしておられるのかと思っていたそんな時、奥様からご連絡を頂戴しました。

当然に、
ご主人さまのご納骨のことだと思い、お寂しいお気持ちも落ち着かれ、やっとご納骨をする決心がつかれたのだと、率直にそう思っておりました。
しかし、奥様から聞かされたお話は、お墓を処分したいという内容だったのです。
一瞬、耳を疑いました。
もう一度、奥様に聞き返すと、
いわゆる墓じまいをしたい!とはっきりそういうのです。

ほんとうに、思いもよらない言葉でしたが、

奥様の言う理由はこうです。

息子は海外赴任が多く、お墓の面倒をみられないと思う
村の墓地で、年に数回ある行事や清掃に参加できない
村の人目も気になり余計な詮索をされたくない
といった理由からでした。

何度か、お話をさせていただきましたが、
結局、奥様の意思は堅くお墓を処分することとなりました。

その方は、その後どうしたのかというと、
ご自分の先のこともお考えになられ、お寺さんの永代供養塔に生前申込をされました。
ご主人さまのお骨は永代供養塔に移されました。

後で聞いたお話しですが、
実は、息子さんは自身、お墓の処分には反対だったそうです。

では、なぜお墓を処分することになってしまったのか?

それは、いろんな理由と、また奥様の先を考えてのことなのでしょうが、

何よりも、親子間で納得のいくお話しがされていなかったことが原因です。

奥様のお墓を処分したいという意思がとても強かったこともあり、
息子さまもあまり強く言えなかったそうです。

もっとお話しをする時間を持っていれば、結果は違った形になったかもしれません。
息子さんもたいへん残念がられていました。
じまいとは、お墓を処分してしまうことです。

人によって事情はさまざまですが、

先祖から代々と受け継がれてきたお墓もあります。

身内や親族のこともあります。

もちろん、高い費用をかけて建てたお墓でもあります。

だから、決して安易な考えではしないで下さい。

必ず、わからないことやご不安なことは、専門家に相談し、ご家族やお身内の方と話し合いを持ち、しっかりお考えになられてから行動に移すようにしましょう。

後悔してからでは遅いのです。
墓じまいに必要なこと
墓じまいには、さまざまな準備や改葬の手続が必要となります。
そこで、墓じまいの流れと手続きについてご説明いたします。

墓じまい(お骨の改葬、お墓の解体撤去処分)が決まったら、まず始めにやることは?
①家族、親戚、関係者とのお話しを進める。
墓じまいをお考えになられたら、家族はもちろん、お墓に関係する方々へご報告します。
お墓に納骨されているご先祖さまのこと、お骨の行先など、関係者の皆さんにご納得いただいて墓じまいを進めていきましょう。

②新しい受け入れ場所を決める

お墓にお祀りしているご先祖さまのお骨や、故人さまのお骨を取り出して、どこにお骨を移して新しく埋葬するかを決める必要があります。
新たな墓地、例えば墓地、納骨堂、供養塔など、つまり改葬先の受け入れの出来る場所を決めます。

③お墓の解体処分業者を決める

お墓の解体処分、お骨の取り出しなど、実際に工事をしてもらえる業者を決めて、解体工事を依頼します。お墓では、通常お骨の取り出しの際にお立会いが必要となりますので、お墓へ行く都合に合わせ、お寺さんや業者さんとも、事前に工事日程の打ち合わせを行います。

④改葬許可証の手続き
墓じまいとは、前回お話したように、既存の墓地からお骨を移すために、お墓を解体し、お骨を取り出し、お骨を新しい場所へ移すことです。それを改葬すると言います。
改葬する為には、それなりの手続きを踏む必要があります。

必要となるのが改葬許可証発行手続きの準備です。
現在、お墓のある市区町村の役場で改葬許可証を取ります。

⑤お墓のお性根抜き
事前にお寺さんと、改葬の希望を伝え、お墓のお性根抜きを依頼します。(お魂抜き、脱魂ともいう)
工事日の日程に合わせ、お性根抜きの日時を、お約束しておきましょう。
改葬許可証とは?
改葬を証明するために市区町村が発行する、改葬許可証のことを言います。
改葬許可証は、新しい受け入れ先の場所、例えば、墓地や納骨堂、供養塔などに提出するための書類です。

改葬許可証を取得するには?
(1)改葬許可証の取得方法その1

1.お骨を収めている(埋葬されている)墓地、納骨所などがある市区町村の役場に出向き、改葬許可申請書を受け取る。
※各市区町村によって担当科が違います。例えば、環境衛生科・保健衛生科・斉園科・生活斉園科などが主な管轄部署となっています。
※一部の市区町村の役場では、申請書類の取り扱いが無い所もございます。証明印のみの対応になる場合もございますので、詳しくは各市区町村へお問合せ下さい。

2.現在の埋葬場所(墓地)の管理者に、改葬許可申請書を提出し、埋葬の証明印をいただきます。
※現在の埋葬場所(墓地)の管理者から、埋葬証明書を発行してもらえる場合もございます。申請書類が無い場合は、そのまま埋葬証明書を各市区町村の役場へ提出して下さい。

3.現在の埋葬場所(墓地)のある市区町村の役場に、申請書または埋葬証明書を提出し、「改葬許可証」を発行してもらいます。
※一部の市区町村の役場では、新しい受け入れ先の受け入れ証明書が必要な場合がございます。
その場合は、事前に新しい受け入れ先(墓地等)から、証明をいただいておきます。

4.新しい受け入れ先(墓地)の管理者に「改葬許可証」を提出し、お骨を納めます。


(2)改葬許可証の取得方法その2
お墓が遠方にあり、なかなか手続きに行く時間も余裕もない場合には、郵送での手続きも可能です。

1.各市区町村の役場へ改葬許可申請書類の郵送希望を依頼して下さい。
2.現在の埋葬場所(墓地)の管理者に、改葬許可申請書を提出し、埋葬の証明印をいただきます。

3.届いた申請書類に必要事項をご記入の上、切手を貼った返信封筒を同封し、各市区町村の役場窓口までご郵送下さい。
3.改葬許可証の発行
申請書類に不備がなければ、改葬許可証がお手元に届きます。

※各市区町村によって、手続き方法、サービスが異なります。詳しくは各市区町村の役場にお問合せ下さい。
墓じまいの価格は?
最後に
いざ、墓じまいを考えるとなると、いろいろと悩まれることも多いと思います。考え過ぎてしまい、かえって悩んでしまって、
ストレスになっては元も子もありません。少しでも、分からないことや不安なことがありましたら、いつでもおはか広場にお声をお掛け下さい。お電話、FAX、メール、ご自宅へのご訪問もお受けいたしております。どうぞお気軽にご相談下さい。