三田市|欣勝寺|能 狂言|イベント行事
おはか広場のコミュニティ情報『てらぼ ‐Telab- 』
地域のお寺さんのコミュニティ情報をお送りしています。
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本日のてらぼ!
三田市編
宗教法人 欣勝寺
:取材・撮影・編集 おはか広場(仏事・お墓・ご供養相談窓口)
今回、三田市にございます欣勝寺で、能 狂言イベントが開催されました。
お寺で「能 狂言」という珍しい行事があるということで、早速、欣勝寺へ行って参りました。
この度の行事は、兵庫県三田市を拠点に活動している「能楽と郷土を知る会」さん主催の、第5回「こうべさんだ能・狂言子ども教室」の発表会のイベント行事で、
夏休み期間に、小中学生を対象とした能楽(能・狂言)教室を実施し、最終、三田市の欣勝寺で本番を開催するという楽しそうなイベントに参加して参りました。
演目の中には、欣勝寺に伝わる民話、「雷様が落っこちたお話」をもとに制作した、新作狂言「くわばら」も披露していただけました。
そもそも、なぜ三田市で「能・狂言」が行われているかというと、
それには古い歴史があり、現在の神戸三田地域にあたる摂津国有馬郡では、室町時代の八子大夫の記録に始まり、江戸時代には、三田城や大川瀬の住吉神社で、数々の能や狂言の上演が行われてきたそうです。
神戸三田地域の未来を担う子どもさんたちに、これらのおもしろい歴史と、地域にゆかりの深い伝統芸能である「能楽」に、肌で触れていただきたいという願いから、小中学生が自ら演じてみようと「能・狂言こども教室」が始まったそうです。
子供達は、本番に向けて、6回の教室での稽古を一生懸命に行い、
かっこいい袴姿で、初々しい能・狂言の本番を行いました。
能・狂言を見るのは初めてという方も多くいらっしゃると思いますが、
演劇や歌舞伎などとは少し違い、個人的には難しいイメージを持っていました。
最初は私も、子供達には難し過ぎて分からないのではないか、子供達にそんなことが出来るのかと半信半疑で見ておりましたので、
正直あまり期待はしておりませんでした。
しかし、それは、
開始早々、予想を大きく裏切られました。
舞台で演じる子供達は、みんな緊張した様子もなく、堂々とした演技で、まるでプロの子役のようでした。
演目のセリフも、内容も、しっかり入ってきましたし、
扇子を持って舞ったり踊ったり、身振り手振りの心情の表現は見事なもの、
それに子供達のかわいい姿も加わり、大人たちのプロの演技が霞むくらいでした。
とても素晴らしかったです。
演技終了後の子供達は、
生き生きとした表情で、先生から渡される修了証書に目を丸くして、
達成感なのかすごく嬉しそうで、みんなとても素敵な笑顔でした。
昨今は、地域とのつながりが希薄になりがちで、コロナ過も後押しし、ますます地域との関係が遠のいています。地域や社会、また人々とのつながりは、子供達の未来へとつながり、そしてこの街や、国の未来にもつながっていくものだと思います。
そして、そんな地域活動を進めるみなさんは、そこに決して押し付けではなく、学びの中に「楽しさ」や「うれしさ」「おもしろさ」をさまざまな体験を通して伝え、子供達の夢や未来を応援していく、そんなあたたかい優しい力を感じました。
ご参加されたみなさま、本当にお疲れさまでした。
より一層の地域の発展と
これからの、子供たちのりっぱな成長を、心から願いたいと思います。
また、今回も、元気をもらって帰って参りました。
本当にありがとうございました。
三田市にございます「宗教法人 欣勝寺」では、
チームや企業、団体様の祈願法要、座禅会や紙芝居、仏事や様々な体験型イベントなどを幅広く行っております。また、故人様のご供養から永代供養など、安心していただけるご供養を行っております。お気軽にご相談、お問合せ下さい。
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