2018.09.28

わからない事がわからない方々のために!

みなさまこんにちは。

おはか広場です。

夏が終わり、秋の匂いが少しづつ香りはじめてきています。

いかがお過ごしでしょうか?

 

 

先日、霊園でどんぐりをみつけて、もうすぐ秋が来るなぁ~と肌で感じています。

今年の夏はかなり暑かった分、秋冬がとても寒いのではないかと危惧しています。近頃、朝晩がかなり冷え込んできましたから・・・

もうそろそろ、冬の合いがけ布団を出して、身体の冷え込みをカバーしていこうと考えています。

みなさまも、季節の変わり目は、風邪を引きやすいので、どうぞお気をつけ下さい。

 

 

さて、仏事業界では、秋のお彼岸も終え、

今年のお墓のまとめに入ろうとしています。

 

まとめ? と言いますと、

 

いろんなお墓のことを、年内にかたづけてしまおうという動きのことを言います。

 

この時期になると、気候的にも少し涼しくなり、さまざまな供養をお考えになられる方々が多くなって参ります。

どんな行動が多いのかといいますと、

 

一般的には、今年中にお墓の建立、所謂、お墓を建て、納骨をしようという行動、

他には、既にお墓をお持ちの方は、お墓の痛んだ箇所を補修しようという行動、

田舎や遠方のお墓をかたづけて、お骨を近くに持ってきたいという行動、

などがあります。

 

また、お墓をお持ちでない方々は、

霊園墓地探しを始めたりして、どんな供養が一番良いのかを考える時期でもあります。

みなさまのご相談が増えるのもこの時期ですね!

 

 

どんな供養が良いの?

さて、最近は、供養の方法も多様化して、

霊園、納骨堂、樹木葬、合葬墓、永代供養墓、散骨・・・

たくさんの供養方法、供養場所であふれています。

 

何が良い供養で、何が自分たちに合っているのかわからなくなりますよね。

私たちのところにも、「結局どうしたら良いのかわからない!」というご相談が多く寄せられます。

もう!わからない事がわからなくなっているの状況なのです!

 

ですが!

 

いつもお話することですが、

どの方にも、必ずポイントがございます。

 

その方に合った条件や環境状況、決め手となるポイントがございます。

そのことをよく理解されると、意外と早く自分に合ったご供養が見つかる場合が多いのです。

 

 

 

ご供養を決めるいくつかのポイント!

 

 

さまざまな供養から、自分に合ったご供養場所を探す。

自分たちには、いったいどんな供養が合うのか?

何を考えたら良いのか?

早速、見ていきましょう!

 

 

まずは、お考えやお悩みの整理です。

どんな悩みや困ったことがあるのかを整理します。

 

1.お墓を建てたいが後継ぎが心配

2.田舎のお墓も自分達で管理しなくてはいけない

3.実家のお墓に入りたくない

4.個人もしくは夫婦だけのお墓を考えたい

5.子供が娘しかいないから後継ぎがいない

6.先祖供養も含めて将来お墓がどうなるのか心配

7.お墓のことで、子供達に迷惑かけたくない

8.いろんな場所にお墓があって、お参りがたいへん

9.年齢とともにお参りに行けなくなってきた

10.今のお墓を処分して新しい場所に行きたい

 

などなど、他にもたくさんのお悩みがあると思いますが、遠からずこのようなお悩みの中に、みなさまのお悩みもあてはまることがあるかと思います。

 

 

 

上記のお悩み内容から見て大別しますと、

 

①どこかにお墓をお持ちで、そのお墓をどうにかしたいと思っている。

②後継ぎの問題があるので、子供達に負担のかからないお墓を考えたい。

③安心しておまかせできるお墓を考えたい。

といった項目に分かれます。

 

 

この3つの項目が意味する内容が

現在、一番多く寄せられている相談内容です。

 

 

そこで、解決ポイントですが、

みなさまのお悩みが、3つの内、どの内容に含まれるのかを考えてみましょう!

 

 

①番の方は、

 

現在、どこかにあるお墓、

例えば『遠い田舎にあるお墓をいずれは処分したいと考えている』だとか・・・

『親戚にお墓の面倒をみてもらっていて心苦しい』だとか・・・

『村やお寺のお付き合いがあってお墓の管理が難しくなってきている』だとか・・・

 

そういった、

『いつかどうにかしなくてはいけない』と考えていながらも、

なかなか手つかずでほったらかしとなり、

自分達のお墓もままならない状態となり、

ずっと、先々の不安を抱えておられる方々です。

 

肝心なポイントは、

『古いお墓をどうするか?』 です。

 

人によって内容はさまざまですが、まずは、古いお墓を処分される方法、

移設される方法、残される方法を考え、そして、現実にそれが出来るかどうかを

算段することです。

 

その為には、専門業者に確認して、詳細な内容を詰めて、

方法の整理や順番、予算などを明確にされることです。

具体的に理解できると、

つかえていた物が一気に流れ落ちるように、物事がスムーズに進んでいきます。

後は、自分達の気に入った供養場所を探すだけになります。

 

よって、

大切なことは、一度、お墓の専門に相談されることが何より解決の早道です。

なかなか行きにくいなぁとお思いの方もいらっしゃいますが、

最近は、メールだけでもご相談ができますし、もちろんお電話からでも相談が可能です。

 

一度、相談してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

合葬や永代供養を考える・・・

 

 

②と③番の方は、

 

だいたい同じお悩みをお持ちで、

子供さんがいらっしゃらない方々、子供さんが娘さんだけの方々、または、子供さんがいらっしゃっても面倒をみてもらおうと思わない方々が多く、

個人やご夫婦だけのお墓、または自分達の代でお墓を完結しようとお考えの方々です。

 

この方々は、供養をしてもらえる場所、先祖や自分達のお骨をまとめて面倒みてもらえる場所を求めておられます。

 

その場合で、一番お悩みのことは、

供養の形態の違いです。

 

 

永代供養といった、お寺さまに供養していただける場所を求めて

さまざまな形態の中からなにが良いのかを探されます。

 

・霊園型の永代供養場所

・寺院の中にある永代供養塔や納骨堂

・樹木葬や樹木型施設

など、設備や環境によっても違いがありますが、永代供養があり、合葬であったり個別の納骨場所があったりと内容もさまざま。

 

 

ここでの解決ポイントは、以下の通りです。

 

『お参りされるのは誰か?』 です。

 

 

 

自分達の代で、なんとかお墓をまとめよう、かたずけよう、迷惑をかけないようにしよう。

そういったことで、永代供養や合葬をお考えになられると思いますが、

 

ちょっとお待ちください。

 

子供さんのおられない方々は別にしまして、

子供さんがおられる方々。

 

 

お参りされるのは、子供さん達ですよ~!

 

 

そのことをお忘れなく。

 

 

みなさまの思いやお考えはとても賢明だと思いますが、

現実、皆様がもし、お墓や納骨堂にお入りになられた後、

お参りされるのは子供さんやお孫さん達です。

 

関係ないと思われる人もいますが、実際にはご先祖さまや両親が祀られている場所にお参りに行くことは、自然な事ですし、あたりまえのことです。

 

以前、

自分達で勝手に決めた供養場所にご両親が納骨され、ちゃんと永代供養もお願いして祀られていたのですが、遠方にお住まいの娘様の家族は、毎年のお参りがたいへんになり、永代供養とは言え、お参りがなかなかできないことが、忍びないと嘆いておられたことがありました。

 

供養場所を決める前に、子供さんにも相談されておけば良かった事例です。

 

 

子供さん達に相談する。

これが大切なポイントです。

 

 

子供さんに必ず相談してください。

 

 

そして、

供養場所の環境や交通アクセス、仕様などをじっくり検討してください。

できれば、子供さんと一緒にご供養場所のご見学をしてください。

 

 

もちろん、

人によって考え方や価値観はさまざまです。

 

法律や条例、決まった風習やしきたりにしばられることはありません。

良いと思われることを自由にできる時代です。

そんな時代に変わりました。

 

ただ一つ!変わらないことがあります。

それは、家族の思いです。

 

精神的や金銭的な負担をかけたくないと思われるお気持ちは、誰でも同じです。

しかし、親が子供を思う気持ち、子供が親を思う気持ち、家族を思う気持ちは、いつの時代も変わりません。

 

どんなに供養方法が違っても、どんな供養場所でも、

自分の両親のお墓参りがしたい気持ちには変わりありません。

自分達の代で良くても、後の代にも思いがございます。

 

自分達がご両親やご先祖さまの供養を心配されるように、

子供達もまた、ご両親の供養を心配し、そして感謝のお気持ちをお墓で伝えたいと心の中で思っています。

 

必ず思っています。

 

そのことを忘れないようにしてほしいです。

 

 

 

完璧な供養方法などありません。

永遠の供養などもありません。

その時代に生きている私たちが、先人の方々に感謝して

供養していくスタイルは、いつになっても変わらないと思います。

 

永代供養という、一見、安心できそうな供養方法も、

永代に約束された永遠の供養など存在しないことも事実です。

 

今生きている私たちが供養し、そしてそれを繋いでいく。

供養方法が多様化しても、そのことだけは変わらないのです。

 

 

参考になりましたかどうかわかりませんが、

お墓探しは、難しいようで簡単!簡単なようで複雑!

 

その複雑なお悩みがたくさんあるかと思いますが、

わからないことはいつでもご相談してみてください!

 

 

きっと素敵な、自分らしい供養が見つかると思います。

 

 

みなさまにやすらぎの供養が訪れますよう

心から願っております。

 

 

 

 

おはか広場