2018 アート書の世界を観に行ったよ!| 中西賀子とその仲間たち展 | おはか広場
『アート』芸術の世界にふれて・・・
こんにちは。
おはか広場です。
先日、アート書家 中西 賀子さん主催の書展
2018年『アート書の世界』中西賀子とその仲間たち展
に行って参りました。
書道や個展といったものには、なかなか縁がないのですが、
この度、お寺様の奥様にご招待いただきまして、芸術というものを、何一つ生活に供えていない無重力者ですが、
ぜひ、芸術にふれて、少しでも感性を養うのもいいなと思い、拝見させていただくことになりました。
アート書とは、文字通りアートな書道という意味で、文字で自由に遊び、思うがままに筆と戯れ、愉しく自然のまま、感性のままに、世界にただ1つだけの作品を創り出すものだそうです。
普通の書道と違うのは、形にはまらず、枠にとらわれず、自分で好きな言葉やメッセージなどをアートに魅せることができるところです。
聞いただけで、興味深い言葉に聞こえませんか。
芸術的要素はないのですが、
『アート』という言葉に、より反応してしまう自分がいます(笑)
今回は、神戸元町にある『神戸元町 みなせ画廊』というところが会場で、場所は三宮から元町と東西につながる繁華街、「元町商店街」にありました。そこは、みなと神戸、旧居留地として異国情緒のあふれる、とても雰囲気のある場所で、アート書の世界を創り出す場所としてはぴったりで素敵な場所でした。
未来の書の世界を求めて・・・
早速、画廊の中へと入ろうかと思いましたが、
こういう場所は、なぜか緊張するものですね。どんな顔をして、なんと言って入ったらいいのか、どうも戸惑ってしまいました。
入口でもじもじしていると、そこへ女性の方が、
「どうぞお入りください!自由にご覧になってください!」と声をかけてくださったので、正直ほっとしました。
中へ入ると、たくさんのアートな文字が並んでおり、多くの方が拝観されておられました。
大きいものから小さいもの
白黒のものからカラフルなもの
実は、
私も、アート書を観るは初めてではなく、
何度か見たことがあります。
それもそのはず、今回ご招待いただいたお寺様の奥様が、アート書をお書きになっているのです。
書かれた作品は、お寺の庫裡の入口前や山門前に飾られています。
最初は、素敵な書道のポスターだと思っていたのですが、奥様自身が書かれたアート書だと知り、
幾度となく拝見させていただいているうちに、季節や言葉の遊び文字、カラフルに表現された文字などが登場するようになり、それを見るのがだんだん楽しみになっていました。
だから、今回の書展では、
多少の予備知識があり、他のみなさんがどんな文字やアート感を出しているのだろうと少し楽しみな気持ちで見ることが出来ました。
最初に驚いたのは、
どの作品も、本当に『遊びすぎ』なことでした。
「書」ですから、普通に書道の感覚だと思うのですが、何と言えばいいのか、形状で言えば「平面」であり、平らな場所でしか想像していませんでしたが、
実際はそうではなく、上にも下にも、前後、凹凸もあり、立体的でさえありました。
特にすごいと思ったのは、平面の中でも文字が動いている、生きているかのような作品でした。
枠の中から今にも飛び出してきそうな書や、少しづつ大きく成長していく雛のような書もありました。
どの作品もすばらしいものばかりで、私の想像を越えていました。
『未知の書の世界を求めて・・・』
今回の書展のテーマだそうです。
お題にもありましたように、中西賀子さんとその仲間たち、
多くのみなさんが、『アート書の世界』の、これから見る未知の世界を探求し続けているそうです。
とても難しそうな意味にも取れそうですが、なんとなく私でもわかるような気がします。
書の世界の難しい表現は出来ませんが、
今回の作品を観させていただいて、一つ思ったことがあります。
それは、どの書にも『楽しさ』を感じたことです。
それぞれに個性があり、また、その状況、考え方、表現の仕方、色の使い方、筆の使い方、大きい、小さい、
みんなそれぞれが個性であり、決して答えがないということ。
だから、すべてがどれもすばらしい作品だと思いました。
人は、感性があるとか、ないとか言います。
もちろん芸術には、多少の感性は必要かもしれません。
でも、よくよく考えると感性ってなんでしょうか?
感性の意味は、本当はよくわからないそうです。
おそらく、感覚や感じる能力のことだと思います。
感性はあってもなくても、
人が感じるものだということ。他人が見てどう思うかは人それぞれだということ。
だから、自分は、自分の思うようにやればいいということ。
きっと、だれかが、それを感じて答えを出すということだと思います。
今回、答えがあるとすると・・・
それは『楽しさ』です。それが私の感じた答えです。
最後に、
とても大きな作品がありました。
仲間たちで仕上げた合作らしいです。
『花咲くとき蝶が来る・・・』と書かれた作品、
まさに、花『楽しさ』があれば、蝶『人が愉快になる』
観る人を楽しくさせる、楽しませることができる、すごくすばらしいことだと思います。
きっと、奥様をはじめ、中西賀子先生やその他のみなさんも、とてもすばらしい時間を過ごしているんだと思います。
人も、自分も、幸せに過ごせる時間。
これからもずっと大切に続けていただき、多くの方に『楽しさ』を感じさせてあげて下さい。
今回は、ほんとうに楽しく、愉快に過ごす事ができました。
ありがとうございました。
そして、とても優しい時間にご招待いただきまして、感謝しております。
ありがとうございました。
また、機会があればお声をかけてください。
生意気で申し訳ありませんでした。
おはか広場